2009/10/24 ベルリンの壁とは何だったのか? [休日]

9:30 朝食会場に向かう。ビュッフェ形式でなかなか品数が多い。オムレツをその場で焼いてくれる。たいがいこのサービスのあるホテルは良いホテルが多い印象。オレンジを生で絞って飲むのも楽しい(2個分でちょうどコップ一杯)。
10:20 観光に出かける。気温は低めなので重ね着をして防寒対策とする(厚手のコートは持っていかなかったので)。またミュンヘンでサッカー観戦の時に買ったマフラーがあったのでそれを着用する(しかしベルリンでバイエルンミュンヘンのマフラーを身に着けるのは、大阪で巨人の帽子をかぶる感じか?)。ホテル前から6月19日通りをベルリン工科大学側に向かう路上では蚤の市をやっている。結構規模が大きく、ゆっくり一周して40-50分かかってしまう。寒かったので手袋が欲しく、1周してから目を付けていた店で10Eurを8Eurにしてもらって購入(革製のしっかりしたものなので結構お買い得と思う)。その他、旧東ドイツの帽子や古道具など、また昔の使用済みの絵ハガキ(旧東の消印が貴重なのか?)なども売りに出されている。本当に色々な物が売られているのだが、人形がソファに並べて座っているのはちょっと怖すぎ。。。
6月17日通りの蚤の市.jpg蚤の市に何で手術道具が?.jpg怖すぎるお人形さんたち.jpg
11:30 一駅分歩いて、ツォー駅(動物園という意味)にUバーンで向かう(1日乗車券を購入しておく)。ここには有名なカイザー・ヴィルヘルム教会がある。19世紀末に建てられたネオロマネスク様式の教会(ガイド本情報)だが、1943年の空襲で破壊されてしまったそうだ。修復せずに崩れたままの姿で保存されている。その点、広島の原爆ドームに通じるものがある。戦争の悲惨さを後世に伝えるためのモニュメント的役割を果たしているものと思われる。また目を見張るのが、その隣の八角形の建物(戦後に新しく建てられた教会)で、内部が深い青色のステンドグラスに覆われており、その迫力に圧倒されてしまった(しかも入場料無料)。パイプオルガンの音量も凄い。
修復されていないカイザー・ヴィルヘルム教会.jpg青色のステンドグラスが美しい教会内部.jpg
12:15 インビスでカレーブルストをまたもや購入(こちらに来て何回食べただろうか?)。ちょっとした広場でパフォーマンスをしている集団がおり、人だかりを作っている。
12:30 市内巡回バスツアー券を購入する。これは市内15ヵ所のポイントで自由に乗り降りが出来るものでバス車内では各国の音声ガイドがついている(日本語もある)。しかも、10-15分置きにやってくるので結構便利(20Eur)。これとUバーンを使えばたいていの見どころは抑えられると考えた。
13:00 音声ガイドを聞きながら、まずはポツダム広場で降りてみる。ここはかなり近代的な建物が立ち並んだ空間で、さながらメトロポリタンといった趣きだ。その中心的建物がソニーセンターである。テント屋根に覆われた広いこの建物は、この一角の象徴的存在と思われる。東西分裂時代は壁際にあったことより、開発は壁崩壊後に一気に加速したとのことである。
14:00 Uバーンでユダヤ人犠牲者記念館に向かう。コンクリート製のブロックが広い敷地内に迷路のように並んでいる。ここは虐殺されたユダヤ人の捧げられた記念碑である。
ユダヤ人犠牲者記念館.jpg
14:15 歩いてブランデンブルグ門にやってきた。ここはベルリンの最も有名な観光スポットと言っても良いだろう。分裂時代は門のすぐそばに壁が築かれていたため、この門をくぐることは出来なかったが、今では誰もが通れるようになった。いわば統一ドイツの象徴的建物なのである。銅像に扮したパフォーマーと一緒に写真を撮っている人など観光客がとても多かった。その後、ドイツ連邦議会議事堂を通り(中も見学できるのだが長蛇の列を作っていたので諦めた)、Uバーンの駅に向かう。
ブランデンブルグ門前で銅像パフォーマー.jpg行列の連邦議会議事堂.jpg
15:00 Sバーンに乗り換え、オスト駅に到着。ここからシュプレー川に向かって歩いていくと、ベルリンの壁が一部残されている場所がある。そこはイーストサイドギャラリーと呼ばれ、1.3Kmに渡ってドイツ内外のアーティストが描いた壁画がオープンギャラリーになっている。色とりどりの絵を興味深く見ながら歩く。途中、老健施設の職員風の人達が高齢の方々を車いすに乗せ、押しながら見学している集団を見かけた。旧東の方々なのだろうか?あの時代を思い出しているのかも知れない。ちょうど駅一つ分歩いた。
有名な首脳同士の接吻.jpg壁画を描くアーティスト.jpgイーストサイドギャラリーにて.jpg
16:00 もう一つのベルリン名所である、チェックポイントチャーリーに到着(ベルリン初日に飲み会をした場所から実は近かったのを改めて知る)。ここも観光客が多い。絵ハガキにもなっているポイントで写真撮影。改めて壁があって分断されていた当時に思いをよせてみる。
チェックポイントチャーリー.jpgチェックポイント看板.jpg
16:40 市内巡回バスに乗り込む。ちょっと歩き疲れていたのでちょうど良い休憩となる。ガイドで案内を聞きながら、博物館の島のあるエリアで降車することにする。
17:00 ベルリン大聖堂を眺めながら、DDRミュージアムに入ってみる。DDRとは旧東ドイツの略称。当時の市民の暮らしを再現した博物館でそれ程広くはないが、レトロなデザインのプロダクツやら変わった生活を垣間見ることができた。ここも中はとても混雑していた。今日はどこも観光客でいっぱいな気がする。
17:20 ペルガモン博物館に到着する。受付で18時までですよと言われ、いったん諦めて帰ろうとしたが、まあちょっとでも見ていくかと戻って入場料を払おうとすると、学生料金(半額)で入れてくれた。残念がって可哀そうに見えたのだろうか?ちょっとラッキー。音声ガイドは無料(日本語もある)で貸してくれるので親切。ゼウスの大祭壇やバビロニアのイシュタール門(青い色のレンガを使用している)などいずれも博物館の中にあるとは思えないようなスケールの大きさに圧倒されてしまう。歴史にはあまり興味がなかったので、これくらいの時間でも十分満足だった(疲れていたのもある)。
ゼウスの大祭壇.jpgバビロニアのイシュタール門.jpg
18:00 博物館の島の蚤の市(ちょうど店じまいの頃だったが)を通って戻る。ここのはアート&ノスタルジーマーケットというだけあって絵画や工芸品なども結構置いてあった。
19:00 バスで戻ったのだが、間違えて少し早めに降りてしまう。ちょうど、ベトナム料理店があったので、迷わず入って夕食をとった。今日も充実した一日であった。

2009/10/18 テュービンゲン最後の週末を過ごす [休日]

10:00 二度寝してからの遅い起床である。特に今日は予定を立てておらず、ここで最後の週末をゆっくりする計画だ。
10:30 雑炊を作って食べる。天気はここ1週間曇天続きである。おまけに気温もめっきり下がってしまった。
11:00 病院に出向く。救急受付前に救急車が良く停まっているのだが、仕事を終えて車に乗り込もうとしている若い救急隊員が通りかかりに声をかけてくれた。記念に写真を撮らしてもらう。救急隊員は全体的に若い印象で女性の割合も日本よりは高い。彼らの防寒着は目立つし結構恰好イイ。
若い救急隊員.jpg
11:50 病院で仕事をしていると、外でヘリが飛んでいるような音がしたので、屋上に駆けつけてみたがどうも聞き違いだったらしい。ヘリ搬送時に記入する台紙を何気なく見てみると、私がここに研修に来てから(50日間)前回最終搬送時まで、計18回到着していた。何度か夜間着陸もあったのだが、最近聞いた話によると夜間は特別だそうで、ヘリの操縦はarmyの特殊な訓練(目隠しをして飛んだりするらしい)を受けた凄腕パイロットしか許可されていないのだそうである。確かに夜間など目印が殆どないし、狭い屋上への着陸などは超難易度が高いのかも知れない。
13:30 バスで市内に向かって見た。ガイド本に載っていてまだ行っていない唯一のスポットであるベーベンハウゼン修道院を目指すことにした。
13:50 中央駅前に到着したが、その方面には1時間に1本しか出ていないようだ。今週木曜日にシュトットガルト空港に行かねばならないのだが、ちょうどこの目指す修道院を通過するバスの最終目的地が空港になっているのを知る。時刻表をデジカメでおさめておくことにした。
14:00 少し時間があったので、駅前のカフェで休憩。生クリーム入りコーヒーを頼むと予想以上にクリームを盛られてしまう。
14:17 べーベンハウゼン修道院までと告げて、切符を購入し乗り込む(2 Eur)。このバスはまだ今まで通ったことのなかった市内を走ってくれたので新鮮だった。途中、広い草はらの斜面を見かけたのだが、結構多くの人が何かしていた(凧揚げ?)。天気はあまり良くはなかったが気持よさそうであった。徐々に田舎道を走って、そろそろかなと思っていたところで、修道院らしき建物が見えた。しかし運転手が構わず突っ走っている。おいおい通り過ぎてしまったんじゃないか?と思い、前に座って携帯メールをしている女性に聞いてみたが、解らないと。仕方なく走行中席を離れ運転手に聞きに行ってみると、もう通り過ぎてしまったよ(ちょっと、ヤバい!忘れていたという顔を一瞬した)と涼しげに言っている。次のバス停はどこですか?もう少し先だよとか言っている。しかし山道を飛ばしてかなり走っている。
14:40 ようやく先の(後で確認すると2つ先だった)バス停で降りて、戻るバスを調べ、15分後に来ることが解った。良く解らない何もない土地であるが、立って待っているだけだと寒いので、付近を少し散策することにした。すぐ近くに線路が敷いてあり、車庫のようになっている一角があった。車両点検場だろうか?などとあまり見どころのない付近をうろつく。
14:50 予定の5分前にバス停に戻る。他には誰もいない。手を外に出していると寒い。
15:00 到着予定より5分経過したが、まだ現れないので不安になる。もしかして付近を散策している間に、もう行ってしまったのか?などと思い始める。
15:05 あまり遅れることのないドイツのバスにしてはおかしい。1時間に1本しかないので次まで待っていたら寒いし遅くなってしまう。思い切ってヒッチハイクを断行することにした。車が何台か並んでいる場合は停まりづらいので避ける。大勢で乗っていそうな車も避ける。出来れば日本車を狙う。などと考えていたらあまり車がやって来ない。
15:15 でも10回くらいは手を挙げただろうか(始めは遠慮がちに水平に、しかし最後にはタクシーを止めるように大胆に真上に挙げていた・・・)、しかし結局ダメだった。諦めてとぼとぼと歩き出した時に思いがけずバスがやって来た。しかしマズい。もうバス停は通り過ぎている。。。もうなりふり構わず、バスに手を挙げて止めてしまった(もうこれを逃したら寒くて辛いしとの思いで)。
15:20 乗り込むとどこまで?と聞かれ、行きのバスで降り過ごしてしまったんですが、ベーベンハウゼン修道院までと言うと、面倒臭そうではあったが、いいから乗れ!みたいに合図してタダで乗せてくれた。あー良かったと暖かいバスの椅子にどかっと座りこんだ。
15:25 バスでは6-7分であったが、かなり山道をスピード出しているので、やはり歩いたら1時間以上はかかったと思うので助かった。しかし、20分くらいバスが遅れていたということになる。珍しいと思う。
15:40 帰りのバスの時間をしっかりcheckしてから、修道院内を見学する。ここは1190年に建てられたそうである。ガイド本によると、旧シトー派の修道院でロマネスクからゴシックへの過渡期の様式が見られ一見の価値ありとある。確かに建物は古いが、回廊は美しく、敷地内も結構広い。また修道院内には子供をたくさん連れた先生みたいな人が案内していた。観光客もこの天候にしては結構多いようっだった。近くの穴場的スポットを最後に見ることが出来て満足した(来るまで大変な思いもしたし)。
ヘーベンハウゼン修道院航空写真.jpgヘーベンハウゼン修道院.jpg回廊内より.jpg修道院内で子供に説明する先生.jpg
16:10 バス停に8分前には着いて待っていた。今度は私の他に2人待っているので心強い。やはり今回も遅れてやってきた(7-8分だったけど)。途中で何かがあったのかも知れない。何とこのバスの運転手は、行きに私をここで下ろしてくれなかったあいつだ!(本当は降りる前にボタンを押さねばならないので自分がいけないのだが、次の停留所の案内もないし、地元人でなければどこなのか分かるハズもない!)サングラスをかけているので表情は読めなかったが、私のことには多分気付いていたと思う。
16:30 駅までは行かず、街中の大学近辺で降りた。ちょっと気になる図書館があったので寄ってみようと思ったのだ。中に入ってみると、たくさんの学生が机で勉強している。大学受験前の夏休みなどに私も図書館で勉強した記憶がよみがえる。しかしあの頃と違うのは多くの学生がラップトップPCを使って勉強していることだ。また、インターネットブースもあり、そこで検索したり、多くの情報をゲットしているようだ。
16:50 図書館の書庫内部にはバック類の持ち込みはできず、ロッカーに預けることになっていた。一通り見学してみる。医学書や地学などがメインのような一角だった。整理整頓が行き届いており見ていて気持ちが良かった。
整然とした大学図書館内.jpg
17:10 病院に戻ってくる。少し遠回りして病院正面玄関を通った。記念に一枚写真を撮っておこうと思ったのだ(ここでもう7週間ちょっと過ごした)。また、入口にある黄色のポスト(ドイツの郵便ポストは黄色)も記念に撮っておいた。
7週間研修したBG病院玄関.jpg黄色のポスト.jpg
このまま小腹が空いてしまったので帰宅し、お茶漬けを作って食べる。今日は手がしもやけになるかと思うくらい寒かった。部屋の中は暖かくてほっとする。しかし、今週末に行くベルリンはもっと寒いのではと心配になってしまう。

2009/10/17 バーデン・バーデンにて研究会参加 [休日]

9:25 部屋にSunderが呼びに来た。今日はtrauma teamのNo.2(medical techniche developmentというセクションの教授だった)のProf. Hoentzsch先生がバーデン・バーデンというヨーロッパ屈指の由緒ある温泉保養地で開催される、南西ドイツ地区の災害外科研究会(BG労災病院を中心とした研修・講演会のような雰囲気)に連れて行ってくれるということになっていたのだ。
9:30 Sunderとともにスーツ姿で病院急患受付前にて待機する。本日はあいにくの雨模様で気温も低い。外で待つのは寒いので中で暫く待っていた。
9:40 Hoentzsch(ヘンチと読む)教授がベンツのワゴン車でお迎えにやって来られた。実はこの方は私が白髪のOberartztと評し、窓際族ではないか?と思っていた人の1人である。大変失礼なことを言ってしまった。徐々に話しかけてくれるようになって、実に面倒見の良いいい先生なのでありました。
10:10 教授が市内のパン屋で買ってきてくれたBrezel(粒塩が若干まぶしてある独特の風味のあるドイツの名物パン)を食べながら、色々と話合っていた。この病院は、日本からのfellowshipはあまり来ないらしいけど、インドからは多いのだそうだ。5年程前にソーイチ・マエカワが日本から研修に来ていたのを覚えているよと。私も名前は存じております。。彼はヘリコプターに興味があったな~。そうですか?実は私も興味はあったのですが、もう来週半ばで研修は終わってしまうのです。残念ながらヘリ救急はあまり経験できませんでした。来週ベルリンで開かれるドイツ整形外科学会にはtrauma teamからはかなり参加者がいるとのことである。また、ベルリンでもお会いできそうですね。
11:00 途中標高900m程の山道を通ったのだが、途中からは雪景色が広がっていた。さながら冬模様である。私は何となく針葉樹林帯で日本の東北・北海道地域に似ている景色だなと思って見ていたのだが、どうもSunderの様子がおかしい。何だか興奮しているのである。それはそのハズであった。彼は生まれて初めて雪というものをナマで見たというのだから。それを知った優しい教授は何度となく車を停めてくれたので、彼に写真を撮ってあげたりした。雪を丸めてかじっていたのには笑えた。確かにインドやオマーンではお目にかかれないシロモノだからな~。と彼の雪初体験を祝福してあげずにはいられなかったので、雪の塊を彼にぶつけてあげたら、ちょっと困った反応をしていた。大のおっさん達がはしゃぎ過ぎであった。
雪玉を投げるヘンチ教授.jpg雪を珍しがるSunder.jpgモミの木?の下にて.jpg
12:10 寄り道をしながら、バーデン・バーデン市内に入ってきた。標高はそれ程高くないので雪もなく、山あいに比べれば寒くもない。雨も止んでいる。観光地らしく多くの人々が市内でウロウロしていた。市内中心にある地下駐車場に車を停め、学会会場を目指す。
12:30 学会場(バーデン・バーデンクアハウスという保養施設のような立派な建物内)に到着。教授の講演は16時からのセッションということだったが、学会の終わる18時まで自由時間だから、どこかに遊びに行ってもいいよ。と言ってくれていた。ドイツ語だから先生たちにはあまり面白くないかも知れないからと。
12:50 しかしこの研究会は無料だったので、せっかく来たのだから雰囲気だけでも味わおうと、Sunderとともに展示場(あまり大きくはなかった)や講演会場を覗いてみた。本日のプログラムやらを受け取り会場内でウロウロしていると、BG trauma teamの大柄の女医さん(Wermter医師)に遭った。彼女は朝から参加しているとのこと。ひとり車で来たそうだ。今から昼休憩だと言うので、3人で昼食を取りに行こう!ということになる。
13:10 会場近くのホテルのレストラン(比較的高級感漂う)に入ることにした。川沿いにあってなかなか雰囲気が良く、係の女性も美人で感じがよろしい。値段は少々張ってしまったが楽しかった。彼女は昼からビールのソーダ割りみたいなものを頼んでいた。Sunderはいつも通りノンアルコールだ。私も見習ってリンゴジュースにした。オーダーしたチキンのソテーはドイツっぽい味であった。彼女は好奇心旺盛なので、日本やインド・オマーンのことを色々と聞いてくる。女性医師の割合はどの国も増加傾向であること。産婦人科(何とオマーンでは女性しか産婦人科医にはなれないのだそう・・)や小児科に女医の比率が多いこと。日本では産業医にも女性の割合が多いこと(ドイツでも産業医はいるがまだ少ない。インドでも最近ようやく認知されてきたくらいだそうで、まだ一般的ではないらしい)。
ホテルレストランにて.jpg
14:00 彼女は昼からの講演を聞きに行くということで帰って行った。我々は、まずはインフォメーションセンターに向かってみた。そこにはトリンクハレという飲用の温泉水があったのだが、その場では有料と思って試さなかったが、あとで調べてみるとカップのみ有料で飲むのは無料だったのを知ったので残念だった。その建物はレジデンツ風になっており、廊下はコリント風の柱に囲まれた壁画(フレスコ画)が描かれていて、見どころにもなっている。その一帯は蚤の市のようになっており、たくさんの小道具などが並んでいた。
トリンクハレ.jpg壁画の描かれた回廊にて蚤の市.jpg
14:30 学会主催のシティツアーのようなものがあるそうなので、それに参加しようと思い尋ねてみたのだが、天候不良なのか?人数に達してしまっていたのか?不明であるが、何故か断られた(怪しい東洋人2人だったからかも知れない)。
14:50 仕方なく街をぶらついていると、ちょうど街を50分程度でぐるりと周遊してくれるバスが停まっていたので、躊躇わず乗り込んだ(1人5Eur)。ちんちん電車のような風情で所々の見どころをガイドしてくれる(ドイツ語)。隣に座っていた深みのある皺くちゃ顔の綺麗なおばあちゃんが、何故か途中から英語で説明してくれ始めた。このおばあちゃんはN.Y.在住だそうで(道理で英語が達者なのだ)、何だか妙に親しげだと思ったら、孫が日本で働いていたそうで何度も日本に行ったことがあるのよ。とか言っている。80歳は越えていそうだったが1人で乗っていた。湯治にでも来ていたのだろうか?Sunderが2人の写真を撮ってくれようとしたのだが、恥ずかしがって撮らせてくれなかった。残念。
ちんちんバスにて市内周遊.jpg
15:40 坂道を高台まで上がり、一通り市内観光を終えて再び市内中心に戻ってきた。教授の講演まではまだ少し時間があったので、歩いてもう暫く市内を見回った。ちょっとクリスマスっぽい食器の綺麗な店などもあったが、買っても持ち帰れなそうなので諦める。
16:00 学会場に戻る。肘関節外傷に対する治療方針についてのセッションであった。5つの口演の後に総合討議のような形のシンポジウムである。テュービンゲンBGからは、Hoentzsch教授とRether先生(この先生も私が始め白髪のOberarztと評して、怪しいと言っていた人と思う。。。と言うのも、今日は髭をばっさり切っていてまるで別人のようにシャキッとしているので)が発表をしている。この2人とも偉い人だったのである。無知というのは怖いものだと思ってしまう。知らないことをいいことに言いたいことを言ってしまった。Hoentzsch教授は、肘関節の脱臼骨折に対する創外固定を用いた手術術式についてビデオを用いつつ発表していた。Rether先生は、肘関節周囲骨折に対するtwo stage operationについてであった。全体的には何となく理解できた感じはあったが、突っ込んだ内容までは残念ながら理解できていない。
討論するヘンチ教授とレダー先生.jpg
18:00 講演終了となり、BGから来ていたProf. Weiseや先日思いがけず遭遇したProf. Wellerにもまたお会いして挨拶した。講演を無事終えられたお二人にも挨拶をして(記念撮影も)会場を後にする。
Prof. Weiseとともに.jpg
18:30 帰りもHoentzsch教授の車で送ってもらう。山道は雪が積もってしまっているかも知れないので、遠回りにはなるがアウトバーンで(時間的には早い)帰ることとなる。噂のドイツの本物のアウトバーン(片側4車線の区間)では、何と最高220-230km/hrのスピードが出ていた。先生は結構飛ばす方のようだ。またベンツの加速は凄かった。
20:00 帰りは外も暗くなってしまい景色を楽しむ余裕はなかったが、結構早く到着した。今日は送り迎えから観光までさせてもらい有意義な一日であった。先生を窓際族なんて思ってしまったことを改めて反省する。

2009/10/11 思いつきでボーデン湖畔まで足を延ばす [休日]

8:30 起床(休日なのでアラームは鳴らさず自然に起きるようにした)。雨は降っていないが天気は良くないので、外出する気分が萎えてしまう。
9:30 部屋で朝食を食べてからだらだらしてしまった。しかし、折角の日曜日なのに勿体ないという気分に駆られてしまう。
9:50 急いで準備して取り敢えず街に出て見ようと思いバス停に行ってみると、数分前にバスが出たばかりでタイミングが悪かった。久し振りに歩いて街まで行ってみようという気になった。
10:30 途中、スイミングプールでトイレを借りたりしながらのんびりと(市内は飲食店以外に公衆便所は殆どない、駅は有料だし)中央駅に到着した。
10:35 時刻表を何気なく見ると、Horb行き列車の発車が5分後にすぐ前のホームから出るようだ。思わず勢いで飛び乗ってしまった(この時点で行先が遠方に決まった。良い列車がなかったらTuebingen近郊で、まだ行っていない見どころを回ろうと思っていた)。普通列車で30分ほどネッカー川沿いを走る。今まで通ったことのない路線だったので新鮮だった。川沿いは落ち着いた田園風景で何となく日本人の琴線に触れる懐かしさがある。
11:00 Horb駅に到着。ここはStuttgartからスイスのZuerichに抜ける幹線が走っているので比較的駅は大きい。しかし、かと言って周りに見どころはない。思い切って南の方に行ってみようと決めたのだった。
11:17 Singen行き快速列車に乗る。ローカル列車のぶらり旅気分である。しかし肝心の天気はいまだ晴れてはこないので気分は些か塞ぎ気味で、硬い座席でウトウトしてしまう。
12:40 終点のSingenに到着した。若干、晴れ間が覗いてきた。いい傾向だ。このまま晴れてきてくれと願いつつ、お腹が空いたのでインビス(こちらの出店みたいなもの)でお馴染みカレーブルストを購入しパクつく(通常、パンも一緒に付いてくる)。
12:53 Konstantz行き快速に乗る(調べていない割には乗り継ぎが比較的良かった)。ここからの路線はドイツの保養地として有名なボーデン湖(南はスイス、東はオーストリアに接している)が見えてくるため景色が良い。途中サイクリングコースがあり、自転車で走っている家族連れ風の集団を良くみかける。天気も上向きだし気持ち良さそうだ。
13:15 終点Konstantz到着。この駅は南側がスイス国鉄保有になっており、同じ構内に2ヵ所入口がある。スイス列車は白がベースになっているので、赤がベースのドイツ列車とは一目瞭然。
コンスタンツ駅南のスイス国鉄側.jpg
ここが国境に近い街だというのを印象付ける。今日は思いつきの行動なのであまり時間に余裕はないため、行動は欲張らないことにした。まずは市内観光ということで幾つかの見どころを歩いて回る。快晴なら綺麗であろう建物もイマイチに写ってしまう。しかし、湖畔ではアコーディオンを優雅に弾いているおじいさんがいたりと、保養地特有の何となくゆったりとした時間が流れている。
コンスタンツ駅湖畔の和議の館.jpg
13:30 町並は道路が石畳で通路には各国の国旗が掲げられており、国際的観光地独特の歓迎ムードを感じる。やはりどこでも大聖堂は見どころになっているので寄ってみる。今まで見たのとは色が違って(緑色がかっている)独特の雰囲気を持っていた。あまり大きくはなかったが、大聖堂内部に優しげなマリア像や悲嘆にくれたイエス像があった。
コンスタンツの大聖堂.jpg優しげなマリア像に癒される.jpg立て立つんだイエス!.jpg
14:10 一通り歩き回った後は、世界遺産のあるライヒェナウ島に行きたかったのだが、いくら調べてもバスや列車の便がない。困ってしまったのでキオスクのおばさんに尋ねても要領を得ない(何と頼りのインフォメーションセンターが日曜休み!)。仕方なくタクシーの運ちゃんに聞いてみる。1人目は怪しかったのでやめて、2人目のおじさんが、30Eurで見どころを全て回ってあげると言ってくれたので(時間もないので)それでお願いした。普通に考えると高いけど、効率よく回るには仕方なかったのだ。
14:50 主なポイントを3ヵ所回ってくれた。ほぼ島を一周してくれたことになる。ちょうどこの時間帯が本日一番天気の良かった時であった。コスモスなどの咲くのどかな田舎道を走り、ユネスコ世界遺産に登録されている修道院や教会を見学する。その都度、運転手のおじさんは道路脇に車を止め、のんびり新聞を読んだりして待ってくれていた。途中でお墓なのだが綺麗だったので写真におさめてしまった(日本でお墓を撮ろうという気にはならないけど・・)。
聖ゲオルク教会.jpg聖マリアマルクス教会.jpg修道院近くの墓地.jpg
島の最も奥のSt.Peter und Paulという教会は一番小さく見どころはなかったのだが、優しそうな老夫婦が仲良さそうに木から落ちているクルミを拾っていた。何かお爺さんがくちゃくちゃしている(はじめ、入歯の具合が悪いのかと思っていた)と思ったらクルミを割ってかじっていた(歯では割ってないと思う)。傍から見学していると、いくつか持って帰りなさいと言ってクルミをお土産にくれた。言葉は通じ難くても心は通じたのどかなひとコマであった。老後はこのように過ごしていきたいと思わずにはいられないくらい仲睦まじいのであった。また、ひとり湖畔でのんびり黄昏ている、いわゆるノスタル爺もいた。
ノスタル爺もいた湖畔.jpg
15:10 駅に戻ってきた。1時間ちょっとであったが、疲れずに十分に見どころを回れたので割高だが満足であった。たまにはセレブ的観光もいいだろう。もう、時間的に対岸の観光地Meersburgに行って帰ってくる時間はないので、今日はこのまま帰ることにする。
15:40 湖畔のお店を見て回ったりした後、帰りの列車に乗り込む。
16:20 Singenで時刻表を見てみると、3分後にStuttgart行きICEが出発するようだ。駅員に時間がないからと言って(切符を買わずに乗り込んだ)。始め、ドイツで無賃乗車の罪は重いと聞いていたのでダメかと思ったが、車内で買いなさいとあっさり言われて拍子抜けする。2等席で暫くじっと座って待っていると、大柄な車掌が回ってきて切符を購入(しかし自己申告だからどうにでもなりそうだった・・)。今日は天気に振り回されたが、結構充実した観光ができたかも知れないと、咄嗟の行動ではあったが、無事帰れそうだなとほっと息を撫で下ろしてウトウトしていた。
17:20スイスから来たという隣に座っていたおばさんが降りるべきHorb駅に到着したことを教えてくれた。危うく降り損ねるところだった(あまり大きなベルや到着を知らせるアナウンスがないため)。
17:25 Horb駅での乗り換えもちょうど良く、往路と同様、ネッカー川沿いをゆっくりと走りTuebingenを目指した。
18:20 帰宅。そう言えば今日はカレーブルスト+パンしか食べていなかった。すぐに夕食を作って食べた。今日は早めに帰ってこれたせいもあり疲れはあまりなかった。

2009/10/10 Zwart先生宅に招待されテレビサッカー観戦 [休日]

8:00 起床。今日は学会最終日だったのだが、先日行われたcadever courseの片付け(遊離腓骨の後始末で簡単な骨接合をしておくのだそう)があるから手伝う予定になっている。朝方、学生のGonserから連絡が入ることになっていた。
10:00 連絡が来ないのでおかしいと思い病院に向かう(携帯は部屋にあったのだが、院内PHSは病院で充電中だったため)。しかし、院内PHSにも連絡が入っていない。Gonserの連絡先は聞いてなかったので、Rahmanianに連絡を取るが学会中のためか連絡が取れない。仕方なく病院で仕事をして連絡を待っていた。
11:00 日手会から投稿論文の査読結果が来ていたので修正を行っていた。ようやくRahmanianから連絡が入る。今日の解剖の手伝いはしなくていいよ。(おいおい、こちらはずっと待っていたんだぞ。。。)今からどうする?学会に来るか?いや、もう時間が中途半端だからやめておくよ。そうか。じゃまた月曜に会おう!とまあこんな感じだ。強く要求をしないと優先順位は後回しにされる傾向にあるので、こちらでの生活では注意が必要かも知れない。日本人は人が良過ぎるから。
12:30 お腹も空いてきたので、Casinoに向かう。ちょうどSunderと関節チームのZwart先生(Op室でたまに話すことがあった髭がくるんと上がったOberst)が食事している。一緒に加わらせてもらった。今から腸腰筋膿瘍の緊急手術があるのだそうだ。今日は天気が良くないのでSunderは外出せず部屋にいたため呼び出しがかかったようだ。来週からtrauma teamに回らせてもらうことを告げると、今晩、サッカーのドイツ対ロシアの大事な試合があるので一緒に見ないか?と誘われた。学会も行かないし特に予定もなかったので付き合わせてもらうことにした。夕方に連絡するからと言って去って行った。
14:00 残った仕事を片付けて、部屋に戻る。曇天ではあるが雨は上がってきたようだ。天気は悪いが1週間分の洗濯をしておくことにする。ミュージックを流し軽快に家事をこなす。昨日の軽い下痢もおさまっており調子は悪くなかった。
15:00 しかし何だか少し身体が重くなってきたのでベッドで横になってテレビを見ているといつの間にか寝てしまっていた。
16:30 昼間のZwart医師から連絡が入り、今から行こうということとなる。5分後に救急受付の前でと言われ、急いで準備する。スポーツバーみたいな場所で飲むのかと思いきや、先生のご自宅に招待してくれるとのこと。ビールもを飲むということだったので、日本からのside dishes(マヨい~かとかチーズかまぼこ)を持参することとした。
17:10 途中スーパーに寄って、食料やビールなどを買い込んでから先生のご自宅に車で連れて行ってくれた。
チキンを品定めするZwart先生.jpg
閑静な住宅街で、BG病院から車で5分とかからない場所であった。家はそれ程大きくはないが、地下も入れると4階建てになっていた。
17:30 奥さんが迎えてくれて(英語が堪能)、Sunderとともにテーブル席に座らせて頂き、自家製のプラムケーキや紅茶を御馳走になった。ほどよい甘さで美味しかった。
ケーキを食べるZwack夫妻.jpg
17:45 テレビをつけて、今日のメインイベントであるドイツvsロシアの試合を見る。もう前半の終りに近づいていたが、1-0でドイツが勝っている。先生は今でもインドアのサッカーをすることもあるくらいサッカー好きのようだ。年齢は55歳と言っていたが。学生の頃もサッカーは良くしていたとのこと。当然、ドイツ側の応援に入らねばならない。Sunderはそれ程詳しい訳ではないが、人が良いので話を合わせてくれていた。
18:50 後半よりビールを飲みながらの観戦となる。ビールのつまみとして、日本からのマヨい~かは好評だった。試合は後半残り25分くらいにドイツ人ディフェンダーが退場となってから、ロシアチームに押されていた(フォワードのアルシャービンの動きが良かった)がそのまま1-0で逃げ切って勝利。見事、2010年南アフリカワールドカップ出場件を手に入れたのであった。時々盛り上がって声を上げる場面もあったが、比較的大人しい観戦だった。奥さんは二階に仕事に行ってしまっていたし。ドイツにとってはワールドカップへの出場は当然で、そこの決勝トーナメントでどこまで行くかが重要であるとのこと。
ビールを飲みつつサッカー観戦.jpg
19:00 少しイイ感じになってきて、先生がご自宅内を案内してくれた。地下が書斎になっており、たくさんのコレクションが陳列されている。物を集めるのが趣味らしく、学生時代にフランスで自ら発掘した人骨(本物)が幾つかあった。また日曜大工も趣味でたくさんの工具が物置にあった。さらに、奥さんが趣味で作っているというジャムやペーストの瓶が所狭しと並べられいた。地下は趣味の部屋のようになっている。ちょっとしたジムのような一角もあった。2階や3階は寝室や子供部屋(3人お子さんがおり、今は14歳の娘さんのみ一緒に暮らしている)があった。
コレクションを見せてくれる.jpg
19:15 夕食の準備に取りかかる。Rahmanian邸に招待された時もそうだったが、何となく手伝った方が良い雰囲気だったので、一緒に(今度はSunderもいるので3人も・・・)キッチンに入って野菜を切ったり、フライパンで炒めたりとお手伝いする。今日はスパイシーチキンと野菜炒め(インド人がいるためかカレー味となった)、細いライスであった。
厨房にて.jpg
20:00 奥さんがお皿を並べてくれた(週末は先生が作ることも多いのだそうだ)。さあ頂こう!友達と映画を見に行っていたという娘さんも帰宅したので5人で食卓を囲む。娘さんはまだ英語の理解が完全ではなく、なかなか話に加われずにいたので、私が下手なドイツ語で話かけてみる。いわゆる思春期なのだろう、若干両親とは距離を置きたいのかなという雰囲気を感じたりもした。食事の方は少し味濃い目だったが美味しかった。Sunderもいたので、インドやオマーンの話をしてくれたり、日本のことを聞かれたりして楽しいひと時を過ごせた。
食卓を囲んで.jpg本日のメニュー.jpg
21:45 結構いい時間になってしまった。そろそろお暇致しますということになる。Zwack先生が車で送ってくれるそうだ(ビールを飲んでいるが・・・)。やはりドイツではビール程度の飲酒は多めに見られているようだ。外で空を見上げると若干雲はあたものの、星が綺麗に見えている。先生は天体にも詳しいようで色々と説明してくれた(ちょっと外は寒かったのだが)。
22:00 病院敷地内の部屋の前まで2人を送ってくれてお別れとなる。来週からはtrauma teamだったのでちょうど良い顔合わせとなった。

2009/10/4 バーゼル・フライブルグ強行記 [休日]

8:00 明らかに寝坊した。今日は目覚ましが鳴っていた筈だが全く気付かなかったようである。そんなに熟睡していたのか?しかし天気は快晴で絶好の行楽日和だ。
9:00 予定していた列車にはもう間に合わないので、時間を変更してスケジュールを立てる。
今日は、シュトットガルトからカールスルーエでICEに乗り換え、バーゼル(スイス)を目指す。帰りはフライブルグからライドシェアを利用して車で帰ってくる計画だ。
9:32 テュービンゲン発の快速に乗り込む。部屋から持参したパン・チーズ・オレンジなどでゆっくり朝食を摂る。2階建てのこの列車には幾度となく乗ったが、椅子の背もたれが固定されてしまっているのが難点だ。何度も聞いているので、車内アナウンスはだいぶ聞き取れるようになっている。
10:38 シュトットガルト中央駅到着。バーゼルまでは途中で乗り換えがあるので切符を買うのがややこしい。窓口で買う方が簡単なのだが、まだ時間に余裕があるので、試しに自動販売機で買ってみることにした。意味の解らない単語もあったが、何度かやり直したのち、無事希望通り購入することができた。来た当初は意味不明であったこの自販機も、実は使いこなせればかなり便利なのかも知れない。
11:11 カールスルーエ行きIC(急行)に乗り込む。スピードも速いし車窓からの風景は大したことはない。
11:50 カールスルーエ到着。大きな駅だが終着駅風にはなっていない。フランクフルト方面とシュトットガルト方面からの列車が交わる駅になってるため交通の要所である。
12:00 ICE(特急)に乗り換える。この特急はベルリンを6:30に出発してきている。最終到着地のインターラーケン(スイス)には16:00着なので9時間半ものロングランだ。ICEはドイツの誇るレールスターで最高時速300km/hr。日本で言うと盛岡から博多まで休まずに新幹線で走っているようなものなのだから凄い。
13:00 帰りに寄るフライブルグに到着。ここもかなり大きな駅だ。ここフライブルグにAOのfellowshipとして留学された先生が何人もいるので噂で聞いたことのある街だった。2-3分待ち時間があったのち出発(日本の新幹線のようにものの1分以内で出発するようなことは殆どない)。
13:40 スイスバーゼルSBBに到着。もう国境を越えてスイスなのだが全くのno border感覚である。駅の雰囲気はドイツとは少し異なるが、基本的には一緒。行き交う人々も特別変わらない。言葉もドイツ語が主流のようだ。ここに来た目的は三国国境地点(Dreilaendereck)を見たかったからだけなのだ。寝坊の影響で滞在時間が限られてしまった。まずはインフォメーションセンターに向かう。前にいるオーストラリアから来たというお客が長々と世間話風におばさんと喋っているので、多少イラつきつつ、時間がないので割り込んで、Entschuldigung!(すみませ~ん)、Ich moechite die Dreilandereck gehen?(三国国境地点まで行きたいんですが?)、え~、知ってますよ、それはこの路面電車に乗って、ここで降りて、そこから10分位歩いたら着きますよ。でも周りには何もないですよ?他にも名所はありますけど宜しいですか(ドイツ語で聞いたのに何故か返事は英語・・?)。すみません急いでいるので結構です。有難うございました。と言って路面電車に乗り込む。
14:10 目的地に到着。ここから歩いて10分だと言っていたが、なかなか到着しない。しかもそこら辺一帯は貨物列車の引き込み線のような一角でお世辞にも観光名所とは言えない感じ。若干不安を覚えつつも、早足に標識に従ってその地点を目指す。時々すれ違う人もいたが多くはなかった。途中、観光バスが横を走り抜けていったのでここら辺で間違いないだろうと安心するのだった。
14:20 ようやくそのポイントに到着。ライン河の畔にそれは聳え立っていた。コンコルドのような形のモニュメントで、スイス、フランス、ドイツのそれぞれに面する位置に国旗が描かれていた。足早に訪れ触ってきた。橋を渡って対岸に行くとフランスで、パスポートに判を押してくれると言っていたがそんな余裕はないので滞在時間10分そこそこで後にする。そもそも国境地帯には所縁がある。19歳時に初めて海外一人旅に行ったのがタイだった。その時にもタイ・ラオス・ミャンマーの国境地帯(ゴールデントライアングル)を目指した。当時怖いもの知らずだった私は、そこら辺一帯がアヘンの一大産地であったことを後で知ったのだった。今では記憶の片隅にある懐かしい思い出。
バーゼル三国国境標識.jpg
14:40 駆け足で帰りの路面電車に何とか間に合った。路面電車は街中をゆっくり走ってくれるので、この往復だけでもざっと市内観光ができた気分である。今日はサッカーの試合があるのか、サポーター風の若者の姿がちらほら見られる。中田浩二(鹿島)が一時期所属していたのがここが本拠地のFCバーゼルだった。市内の人々をざっと見た感じでは黒人の比率が何となく高かったような気がする。少なくともドイツよりは。
15:00 バーゼルSBBに到着。急いでフライブルグ行きのチケットを購入。ユーロしか持っていなかったのでそれで支払うとお釣りはスイスフランを渡された。持っていても使う機会もないので、ピザを購入する。ドイツ語で注文し挨拶すると、受付の女性はメルシーとフランス語だった。
15:15 出発。何とバーゼルには1時間半くらいしかいなかった。。。しかし、昔AOセミナーで訪れた懐かしのスイスを少しは感じることができて良かった。
バーゼル駅前.jpg
15:50 フライブルグ到着。こんなに急いでいるのには理由がある。今日は17:00にフライブルグからテュービンゲンに車(ライドシェア)で帰ることを約束してしまっているからなのだ。従って、フライブルグも1時間ちょっとしか居れないことになる。ここに来て朝の寝坊が悔やまれる。仕方ないのでタクシーで最大の名所ミュンスターを目指した。交通事情のせいでエラく遠回りになったがようやく到着。迫力十分の大聖堂だ。
フライブルグ大聖堂.jpgフライブルグ大聖堂広場.jpg収穫を祀る聖堂内.jpg
先日訪れたウルムの大聖堂は高さ世界一だが、色合いや迫力と言う点ではこちらの方が勝っている。多分ケルンの大聖堂が更に凄いのかも知れないけど、これを見ただけでも来た甲斐があったと言うものだ。内部も無料で見学できて、素敵なパイプオルガンの音色に聴き入り、色彩豊かなステンドグラスの芸術にしばし見とれていた。隅っこの方には懺悔室もあった。
重厚なパイプオルガン.jpg聖堂内のステンドグラス.jpg聖堂内の懺悔室.jpg
16:30 そうこうしていると約束の時間が近づく。電話で最終確認してみる。明るく人の良さそうな女性で子供連れのようだ。では30分後に駅前でということとなる。まだ時間はあるので歩いて駅まで帰ることにした。歩いてもさほど時間は変わらなかったかも知れない。
16:50 小腹が空いたので駅前のトルコ料理店でケバブ風のパイを頼んで急いで食べる。
17:00 今駅前にいますけど、どこまで行けば良いですか?駅の目の前に停めている黒の小さいプジョーなんですけどね~。今、目の前に何とかバンクが見えますが・・。あ~、じゃすぐそこよ、などと会話していると対面で手を振っている女性が見えた。こちらも手を振って無事に遭うことができた。そこには、もう一人の同乗者の学生Victor君(テュービンゲン大学で生体化学を勉強中の学生さん、小柄で真面目そう)もいた。ネットの掲示板で募集していた方が先ほどの電話の主、アモン?アミン?(聴き取れなかった)さん(30後半だろうか)、娘のカミラちゃん(5歳)も一緒だ。テュービンゲンの自宅に今から帰るそうだ。
17:10 私とカミラちゃんが後部座席で助手席にVictor君が座った(もし自分が助手席だったら会話に困ったと思う・・)。始めは人見知りしていたカミラちゃんもアメをあげて、三色ボールペンをあげて、メモ帳にドラえもんや今日行った大聖堂の絵を描いたりしてあげると仲良くなった(モノで釣ってるだけか?)。かわいいドイツ語でいろいろ話しかけてくれんだけど残念ながらまだ理解できない・・。雰囲気は汲み取れるので、簡単な手品をして見せたり、日本語で過美羅(裸は止めておこうと思った)と書いてあげる。余り喜んでくれなかったが、お母さんに見せるとお母さんが喜んでくれたので良かった。意味を聞かれたけど、too beauty・・・とお茶を濁すのだった。
少し打ち解けたカミラちゃん.jpg
18:40 途中渋滞の区間が少しあったが、高速(有名なアウトバーン)を順調に飛ばしてTuebingenの標識が見えてくる。この区間なら車の方が列車より早いようだ。
19:00 中央駅に到着。値段は10Eurで良いと言う。こちらとしては良い経験も出来て割安だったからとても良かった。カミラちゃんが写真を撮ってと言うので最後にパチリ。Victor君にも挨拶し、彼は足早にバス停に向かっていった。
最後は笑顔で手を振ってくれた.jpg
19:30 駅でカレーブルストを摘んでからバスに乗り込んでBGに向かう。
19:50 到着。もう外は暗くなってしまっている。今日も良い思い出ができた。

2009/10/3 テュービンゲン市内サイクリング [休日]

9:30 一度目覚めたが休日だったのでゆっくりしてしまった。天気はとても良い。
10:30 休みの病院に向かう。昨日ライドシェア(車の同乗システム)をネットで調べ幾つか連絡を取ってみたが、急に気が変わってしまったので断ることにした。今日は遠出せずにテュービンゲン市内を自転車で回ろうと思い立ったのだ。その代わりに明日は出かけることにしよう。明日の列車の時刻やライドシェアの連絡先をメモしておく。
12:00 Casinoで昼食をとる。いつも愛想がないおばちゃんも今日は笑顔だ。もう顔なじみになったからだろうか?他の職員はお金を払うのだが、私だけはfellowshipのため食事は全て無料になっていてレジは素通りなのだ。今日の主食は太くて平麺のパスタ風だ。
13:00 病院受付の女性にレンタルサイクル店の場所を聞いてみたが、知らないと言われてしまった。部屋に戻って自転車に乗るため軽装に着替える。こちらでは、自転車に乗る人達はきちんとヘルメットをかぶり、体にフィットしたウェアでばっちりキメている。それに比べると明らかにダサい格好だが仕方ない。取り敢えず、街のインフォメーションセンターに行けば情報を教えてくれるだろう。
13:30 バスに乗り市内に到着、インフォメーションセンターを訪れるが、今日は急遽13:00までで終了したという張り紙がしてあった。。残念。あてもなく歩き出そうとした時、明らかにレンタルっぽい自転車に乗った3人組が通りかかる。自転車を降りた場所を見てみると、そこはレンタルバイク駐輪所(セルフサービス)であった。広告に書いてある場所に電話をし、その指示に従っていくと自転車の鍵の番号を教えてくれて、それを外して借りていくというシステムのようだ。
レンタルサイクル置場.jpg
14:00 案内に従っていくとコールセンターのような所につながり、氏名、住所(街と通りの名前だけだった・・)、クレジットカードナンバーを聞かれた。借りる自転車番号を告げるとそのカギの番号を教えてくれる。教えられた番号に合わせると、カチッとカギのロックが解除された。無事借りることができたのだ。1日8Eur、1時間で1Eurということだから結構リーズナブルだ。
14:20 市内地図を片手に街をぐるっと一周する積りでいた。ある交差点で地図を広げて確認していると、自転車ファッションでキメた中年のおばさんが、May I help you?と言って寄ってきてくれた。山の方に行きたいので道を確認している所です。それならちょうどその前の道を行けば坂がありますよ。結構キツイですよ~みたいに笑っていた。有難うございます。彼女は先に颯爽と走り去って行った。何となく格好良かった。
14:45 確かに坂はキツカッた。自転車専用の道が車道の外れにあるので危なくはないのだが、自転車もそれ程軽快なタイプでないのでこぐのに疲れる(一応3段変速ギア付きだった)。普段の運動不足、体力のなさを露呈してしまう。途中、すれ違う人がいるとその時だけ頑張って見せて、あとは押して歩いたりした。途中何度も休憩が必要だった。ミネラルウォーター(病院でもらえる)を持参してきておいて良かった。なかったらきっと脱水症状があらわれてきたかも知れない。
坂道途中で休憩.jpg
15:00 途中寄り道したりしながら、キツイ坂も終わった。すると、見覚えのある場所が現れてきた。そこは先々週に病院の先生たちとフットサルをしにきたコートなのであった。ここら辺一帯はスポーツ施設が充実しており、老若男女が色々なスポーツで汗を流しているようだ。先日のフットサルコートでは、平均年齢50くらいのおじさん達が、熱く声を出しながらプレーしていた。
15:20 少し走っていくと、一度バス停を降り過ごして先まで来てしまった場所まで来た。そこには植物園があった(BG病院まで戻るのに10分以上かかったけど)。近いのに隠れた穴場だった。入場料無料だし、何となくのどかで雰囲気が良いので中を見学させてもらう。そこは大学施設の一角で、様々な植物が植えられている(東大の施設だった小石川植物園みたいなものか?)。日本でもお馴染みのコスモスがちょうど良い時期だったようで綺麗だ。、老夫婦カップルなどが日向ぼっこして楽しんだりしている。優雅な時間が流れているようだ。
植物園入口.jpgコスモスとともに.jpg
面白かったのは各種ブドウが栽培されていたこと。どれもワインの品種のようで、おばさん達が勝手にいろいろな品種の実を摘んで食べているのだ(味見?)。私もマネして3品種くらい(赤も白もある)摘んでみたが、ちょっと酸っぱい気がした。きっとワイン用だからだろう。ちょっと楽しかった。
ある赤ワイン用のぶどう.jpgある白ワイン用のぶどう.jpg
15:50 以前、散策したことのある大学の一角に抜けて、BG病院を通り過ぎ、後はずっと下り坂が続く。帰りはかなり快適だった。
16:00 坂の麓に目立つ駐車場がある。Parkhaus Koenigという所だが、街にある唯一の大きな駐車場だと思われる。遠くから車で来た人はここに停めて、大学施設、病院、市内へと向かうのであろう。建物は周囲の景観に合った落ち着いた造りである。その上にUni klinikenTal(谷間の大学病院)がある。BGの隣にあるのはUni kliniken Berg(山手の大学病院)と大きくは二つに分かれている。Talの方には眼科・皮膚科・精神科などがある。
パークケーニッヒ.jpg
16:20自転車を停めてから大学病院近辺を散策した。景色の良いネッカー川沿いを目指す。
16:30 ネッカー川ではボート遊覧で楽しんでいる人々が多い。観光の一つとなっているのだが、残念ながら今のところまだ行く機会がない。川沿いの公園は木々が紅葉し始めており、落ち葉も増えてきている。ドイツも日本同様四季がしっかり分かれている。今はもう秋なのだというのを感じる。
自転車もお疲れさま.jpg観光名所とシルエット.jpg
16:40 自転車を借りた場所に戻り、再度電話してレンタル終了である。しかし、電話なのだから借りている途中で電話して終了を宣言しても解らないと思うのだが・・・。3時間以上借りたと思うのだけど、2Eurだということだったので得した気がする。少額だがクレジットカードで引き落とされる。しかしこのビジネスは割に合うのだろうか?
17:00 途中、いつも行列が出来ているアイスクリーム屋に立ち寄り(今日はダブルにしてしまった)、バスに乗って帰路に着く。
17:20 帰宅。今日は良い運動になった。この程度でばてていてはイケない。無理なく継続できる運動を帰国後開始しなければと思うのだった。
18:00 病院の部屋に行きインターネットで明日の行き先の情報を調達する。明日も晴れることを祈っておこう。
19:00 Casinoで食材をゲットしてきて帰宅。部屋で夕食を作ることにしよう。

2009/9/27 ハイデルベルグ1日観光 [休日]

7:15 起床。天候は晴れだが吐く息が白い。少しずつ肌寒くなってきているのを感じる。
8:00 部屋で軽く朝食を済ませて出発する。外に出てみると思ったよりは寒くなかった。日が出てくると晴れていればまだ暖かい。病院の坂道を下りバス停に向かう。
8:25中央駅に到着。出発までまだ余裕があるので、列車で摘むパンなど軽食を買い込んだ。
8:35 シュトットガルト行き快速に乗車すべく向かう。ドアは閉まっている。ボタンを押すと開くようになっているのだ。開けっ放しにならないので、寒い冬などには良いシステムかも知れない。また、こちらはうるさい出発のベルやアナウンスはなく、時間が来ると定時に静かに出発していくのが面白い。
9:35 地球の歩き方でハイデルベルグ市内観光のおさらいをしたり、車窓から景色を眺めながらしているうちに到着した。
10:05 ハイデルベルグ行き列車(急行)出発まで時間があったので、もう慣れたシュトットガルト中央駅構内をうろついた後、定刻に出発した。DB(ドイツ鉄道)の特急や急行は列車の車体が白いので一目瞭然だ。その他の列車の車体は赤い。やはりスピードが速いのだろう、車窓からの景色の流れを早く感じる。ゆっくり見物という雰囲気ではない。
10:45 ハイデルベルグ中央駅に到着。古い歴史のある街だと聞いていたが駅自体は比較的新しい。駅周辺もヘンテコなモニュメントがあったりと結構近代的だ。
ハイデルベルグ駅前.jpg
11:00 インフォメーションセンターで市街地図をゲットし、バスに乗車する。
11:10 ビスマルク広場で降車。ここから旧市街を目指し歩いて見物する作戦にした。まだ日曜の午前中ということなのか歩行者天国の通りはまだ寂しい。少しずつ開店の準備をしているところのようだ。
11:30少し歩いていると尿意を催してきた。探すがあまりW/Cが見当たらない。ちょうど博物館のような建物があったので、料金(1.8Eur)を払って中に入らせてもらった。用を足した後、ここは何の博物館なのかようやく理解する。ここはプファルツ選帝侯博物館という所だった。奥まった場所に更に内部は伸びていて、建物も18世紀に建てられたバロック様式の宮殿風であった。調度品やら絵画など当時の王侯貴族の生活を垣間見ることができた。中でも木彫りの見事な祭壇は目を見張るものがあった。また、近郊で発掘されたというハイデルベルグ人(原人)の展示などもあるし、館内はかなり広く盛りだくさんの内容だったので疲れてしまった。トイレ代としては儲かった気がする。
12:20 大学広場という賑やかな場所に着く。ここではたくさんの出店が並び、屋外で楽しそうに人々がビールを飲んだり食事をしている。屋外ステージもあり、何やら催し物もやっている。イイ匂いにつられて、ステーキバーガー(前の人のマネをしてマスタードをたっぷりつけたら味が濃厚になり過ぎた)を購入。喉も乾いたしビールが美味しそうなので購入(陶製の小ジョッキで3Eur、但し購入時に5Eur余計にジョッキの料金を払い、飲み終えたら店に返しに行き5Eur戻してもらう。お土産にそのまま持って帰っても良い)。
大学広場の出店.jpg晴天下でのビールは最高!.jpg
13:00 ほろ酔いになりながら、学生牢(入場料無料)という観光客の人気スポットに立ち寄り、当時の学生が投獄中に壁や天井に描いたという落書きを眺め、古き良き学生時代を思い出した。
学生牢の落書き.jpg
13:15 ケーブルカーで頂上を目指す。往復8Eurである。いったん中腹駅で小さいケーブルカーに乗り換える。天気が良いからか観光客が多い。今までドイツで行ったどこよりも人が多い気がする。日本人観光客もちらほら見られる。それ以上に中国人観光客の姿が目に付いた。ドイツ人には見分けがつかないと言うが、日本人からみれば中国人はだいたい判別できる。喋らなくても何となく違うのだ。
13:45 標高550mのケーニヒストールに到着。特に何がある訳ではなくただ景色が良いという感じだ。ここでも皆一様にビールを飲んでいる。本当に好きなんだな。5セントに圧延刻印してくれる記念メダル製造器が何気に置いてある。セルフサービスで1Eurと5セント入れる。すると、入れた5セントを自分でハンドルをぐるぐる回して押しつぶし、名所の刻印が入るというシステムだ。だいたい観光名所に置いてあって、今まではあまり見向きもしなかったが、ちょうど5セントがあったので試しにやってみた。もとは円形だったコインが楕円形に薄く変形し刻印されチャリンと出てくる。日本では硬貨を変形させると違法行為で捕まってしまうと思うけど。
14:15 下りケーブルカーに乗る。景色は良かったが天気が良すぎるせいか全体的には何となく霞んでしまっていた。
山頂よりハイデルベル市街を眺める.jpg
14:30 ハイデルベルグ観光の目玉、ハイデルベルグ城を散策する。古いが見事な造りだ。現在も改修工事が行われている。途中、日本人観光ツアー集団に遭遇する。みな同じように写真を撮り、耳にはガイドさんの説明を遠くでも聴けるイヤフォンを付けている。暫くガイドさんの近くに何気なく位置し、説明をふむふむと盗み聞きしたりした。城の地下には世界最大級というワインの大樽が置いてありかなりの迫力だった。
城からの市街の風景.jpgハイデルベルグ城.jpg世界最大級ワインの大樽.jpg
15:00 帰りは歩いて降りることにした。5-6分で麓まで降りることはできたが、ここを登るとなると坂が急なので辛いかも知れない。そのままネッカー川にかかる古橋を目指す。途中のマルクト広場でのんびり過ごす人々がいる。日本人は観光と言うと色々な場所にいそいそと移動したがることが多いが、1ヵ所でのんびりと言うのも悪くないなと思う。
市街よりハイデルベルグ城を眺める.jpg
15:20 そろそろ駅に戻ろうとバス停を探すがなかなか見当たらない。仕方がないのでタクシーで駅に戻ることにした。タクシー代は高くつく。
15:30 駅到着。出発まで少し時間があり、フレッシュジュースを注文。Sサイズにしたら氷を入れてくれなくてヌルかった。
15:50 ハイルブロン行き鈍行列車に乗る。この路線はネッカー渓谷沿いを走り、いわゆる古城街道のハイライトと言われている所だ。車でのんびりと行くのが一番良いようだが、車窓からの眺めを楽しむことにした。反対側の座席(進行方向右側に座るべき)しか空いてなかったので遠めの窓越しからであったが、所々川沿いに点在する街並みや山の頂き付近にある古城(ホテルになっているよう)を見ることができた。しかし、少しウトウトしたので見過ごしたポイントがあるのかも知れない。
16:50 ハイルブロン駅到着。思ったより大きい駅だった。せっかくなので市街地まで歩いてみることにした。10分程で中心まで着いた。街自体は小さいが活気のある感じだった。少しお腹が空いてきたので、オープンカフェでスープカレー(クリームが乗っており甘くてイメージとちょっと違うものが運ばれてくる・・・)を頂いた。味はまあまあ。
IMG_1030.jpgIMG_1032.jpg
17:40 駅に戻ってきて帰りのチケットを購入する。シュトゥトガルト経由でチュービンゲンに向かう。乗り継ぎがあまり良くないので帰りがちょっと遅くなりそうだ。
18:00 出発。この路線は初めてだったが、途中にぶどう畑(段々畑で線路脇まで迫ってきている。収穫の際など危なくないのかと思ってしまう)やトウモロコシ畑などのどかな田園風景が広がっている。
18:45 シュトゥトガルト中央駅到着。また出発まで時間が空いてしまう。チュービンゲン行きは、土曜日以外は1時間に1本くらいしかないのだ。
19:20 出発。外は暗くなり始めてしまった。外が暗くなってしまうと何となく疲れるものだ。列車内でまたウトウトしていた。
20:50 帰宅する。

2009/9/26 久し振りにゆっくりした土曜日 [休日]

8:00 起床。天気が良いので久しぶりに窓を開けて空気の入れ替えをしたりする。今日はたまっている用事を片付けたり、買い物に行く予定なので遠出はしないことにしていた。
9:00 朝食の食材が切れていたので、Casinoに向かう。留学当初から気軽に声をかけてくれていた食堂の女性を最近見かけなくなった。ちょっと愛想の良くないおばちゃん達しかいない。長期休暇だろうか?
9:40 快晴なのでちょっと出かけたい気もするが、部屋で掃除や洗濯をする。ITunesのバックアップが復活したので昔のミュージックも聴けるようになった。
10:40 調子良く音楽を聞きながらスケッチをしていると、突然病院のPHSが鳴った。いつも陽気なNusche先生からだ。グ・モーニング!(独特の抑揚をつけた口調)元気かい?今日は天気がいいけど出かけないのかい?実はあまり面白くないかも知れない症例なんだけど、今から急患手術を始めるんだよ。興味があったら来てもいいし、出かけてもカイン・プロブレームだよ。そうですか?今日は昼から買い物に行きますが、それまでは予定ありませんので準備してから伺います。Saal 9ですね。解りました。では、ビス・シュペーター(また後で)!ということで、Noと言えないサムライは手術室に向かう。
11:00 結構急いで向かったのだが、手術室に入っていくと、もう大方終わりかけている。手術開始直前に一応呼んでくれたのかな?症例は下腿に血腫が貯留していた方が感染?し、皮膚が自壊して皮膚欠損となっていた。洗浄・デブリ、皮膚移植で済んだよう。確かに土曜日にわざわざ来るまでも・・・と少し思ったが心の中に留めて、手術を終えたNusche先生と会話を楽しんだ。明日はドイツの選挙があるそうで、興味があったら来るかい?と言われたんだけど、とっさに明日はハイデルベルグに行こうと思っていたので・・・と断ってしまった。後で考え直してみれば、ドイツの選挙を経験することも一生に一度くらいなもんだから行ってみても良かったな?と後悔するのであった。
11:30 今日はJaminet君が当番で急患が何人か下で待っているそうだ。たまには週末の救急現場を覗いておこうと思いくっついて行った。すると、ハイデルベルグ(ドイツで一番歴史の古いエリート大学)から来ているという女学生も見学に来ている。彼女はアリスと名乗り、今はtrauma teamで研修中だそうだ。土曜に出てくるなんて真面目過ぎる!と思ったが、その代わり、平日を1日休んでいるのだとのこと。成程そういう手もあるのか?症例は、ネコに手部を咬まれたおばさん(結構ペットに咬まれるという外傷が多い)や尖がった鉄製の棒で手部を刺したというおじさんやら指節骨骨折やら1時間半程度で6人くらい立て続けに診察していた。ネコのおばさんが緊急手術となるため、それに関わる一連の手続きも見学することができた。基本的に医師は診断・指示のみで、シーネ固定や創の洗浄、包帯固定、もちろん注射などは看護師が行っている。どうりで効率的に患者がさばけていると思った。忙しい大学病院で同じことをしていたらおそらく半日くらいかかってしまうかも知れない・・・。日本のプアなシステムを嘆いてしまう。
12:30 お腹が空いたね~とお互いに言いながら残った患者を処理していく。途中、書類作成のために例のテープレコーダーを用いて録音している。なかなか手慣れたものだ。何だか楽しそうである。on・offボタンを押しながら、適宜言葉を発して録音していく。時に巻き戻し内容を確認したりもする。作業は手早く終わってしまった。良いシステムだ。
録音するJaminet君.jpg
13:00 Jaminet君とCasinoに向かう。今日は結構好物であるスパゲッティーミートソースであった。
好物スパゲッティーミートソース.jpg
ハイデルベルグからのアリスや看護師たちも食べているので、一緒に座って食べた。 今日のは日本人の口にも合い美味しかった!横ではJaminetが覚えたてのオイシイを連発している。ハイデルベルグに明日行くことにしているんだと彼女に話してみたが、話はあまりそれ以上展開しなかった。。。あまり話好きではないよう。仕方ないので、Jaminetにミュンヘンに行く時の同乗者募集をインターネットで調べておいてねと頼んだりする。日本語で自分の名前を書いてくれというので、邪美根羽鳥苦(ジャミネ・パトリック)と書き記してあげたら、Cool!と言って喜んでいた。どうも外人は漢字を神秘的な文字のように感じているみたいだ。
13:50 ちょと遅くなったが、彼はこれからネコのおばさんの手術があるので向かって行った(この手術は遠慮させてもらった)。
14:10 部屋に戻り、街に買い物に向かう。バスは行きと帰りで若干止まるバス停が異なるので、降りる場所を逸してしまい先の停車駅まで行ってしまう(何故かこのバス停の間がエライ遠いいのだ)。戻るのに20分位かかってしまった。。。
14:30 てくてく歩いて(ネッカー川の反対側まで渡るのが大変)REWEという大型スーパーにようやく着いた。
大型スーパーREWE.jpg
二階建てで店内はかなり広い。二階は家電販売などをしている。SONYやPanasonic、Cannonなど日本の製品が殆どを占めている。特にNintendoのWii関連のコーナーが充実している。Made in Japanの力強さを感じて嬉しくなる。
15:00 それに対し、食料品では日本製は殆どない。出前一丁が寂しげにトムヤムクンスープヌードルなどと一緒に並べられていた。ほかではでかいカボチャが置いてあったり(ハロウィンが近いからか?)、チーズやウィンナーの品数が異常に多いのが特徴である。生鮮食料品以外のミルクやらコーンフレーク系などと卵(結構重宝する)などを購入した。
出前一丁が並べられている.jpg陳列されたでかかぼちゃ.jpg充実したチーズコーナー.jpg
16:00 帰りは少し散歩しつつバスでゆっくり戻る。今日はのんびりできた。
18:00 部屋で少し調べ物をしたりスケッチの書きかけを済ませたりとこちらも用事がだいたい済んだ。明日はハイデルベルグに行くと宣言してしまったので、予定を立てねばと思い計画を立てる。
19:00 小腹が減ったのでCainoに行こうと病院に向かう。救急受付から空を見上げるとちょうど夕陽が雲に映えていて独特の色彩を奏でている。きっと明日も天気だろう。
夕陽に映えたチュービンゲンの空.jpg
しかし受付に鍵を取りに行ったのだが、事務のおばさんが忙しそうで患者の応対をしているので後回しにしてRahmanian部屋に向かう。インターネットで調べ物をする(来週向かうミュンヘンの宿さがしなど・・・)。
21:00 Casinoに食材をゲットしに寄ってから部屋に戻った。特に何もしなかったのだが、何となく充実した1日だった。

2009/9/20 急遽予定変更日曜観光 [休日]

8:30 起床する。何となく天気は良くない雰囲気だが外はまだ見ていない。
9:00 朝食をとる。昨晩はサラダだけだったので何となくお腹が空いている。ラーメンにチーズとハムとふえるわかめちゃんを入れてみた。意外にイケるので驚いた。さて窓を開けてみよう!残念ながら小雨がぱらついていた。今日の観光は中止として部屋でスケッチでもするかな・・・とちょっとがっくりする。
11:00 日記をつけたりしていると、何となく外が明るくなってきている。どうも雨が止んだようだ。雲も少なくなってきている。さあどうしよう・・・。出かけるには少し遅いが。でもせっかくだから出かけよう!と急いで支度をする。
11:30 駅に向かう。昨日の予定では早めに家を出て、古城街道の起点でもあるハイデルベルグに行こうとたくらんでいたのだが、この時間だともう余裕がない。急遽変更して、シュトゥトガルト近郊の観光名所に向かうことにする。
12:00 駅で時刻表をじっくり見て時間調整をする。う~む、タイミングがあまり良くないようだ。
駅に貼り出されている時刻表.jpg
仕方なく、またバーガーキングに立ち寄る。少しでもヘルシーにとチキンバーガーにしてみた。途中、切符の自動販売機で少し困っていたら、隣でやはり困っている女学生もいて、お互いつたない英語同士で無事何とか解決する(自動販売機の購入の仕方がちょっと複雑で解りにくいのだ)。
12:35 シュトゥトガルト行きの快速に乗り込む。二階建てのやはり二階に乗り込む。そう言えば、ここの駅はプラットフォームの高さが低いな。チュービンゲン市内では何だか人が多いな。マラソン大会でもしているのか?などと車窓から眺めている。途中、線路沿いにちょっとした庭のようなスペースが続く区画がある。住宅の密集している駅近郊に多い風景なのだが、その庭では子供たちが遊んでいたり、おじさんがリクライニングチェアで本を読んでいたり、家庭菜園をしていたり、またバーベキューを楽しんだりしているのだ。どうも家の庭とは別の離れの庭とでも言うのだろうか?比較的安価で購入できるのかも知れない。土地の有効利用なのだろう。しかし、線路沿いなのでちょっとうるさいかも知れないし、車窓から見知らぬ人に見られてしまうという欠点もあるかも。
13:30 天気も次第に回復してきて、気分も乗ってきた。シュトゥトガルトに到着した。この駅ももうだいぶ慣れた。日本から始めて来た時はホント右も左も解らなかったけど・・。
13:50 Sバーンという近郊都市線に慌てて乗り込む。S4・5に乗れば良いと思って安心していたのが間違いで、S4は良かったけど逆方面行きに飛び乗ってしまった。3駅目で気づいてまた戻ってくる。ちょっと時間をロスしてしまう。
14:20 ルードヴィヒスブルグ駅に到着。ここにはベルサイユ宮殿に似た庭園の美しいお城があるというのでやってきた。バスの行き先表示が良く解らず、運転手にドイツ語で聞いてみると、早口でまくし立てられさっぱり解らない。下手にドイツ語を使うと相手もドイツ語で返してくるので、重要な場面では全然役に立たない。。。
14:40 何とか目的地にバスで到着(ものの5分くらいだった)。入口まで歩き(広いので遠い)、入場券を購入する。中は広く庭園内の池では何やら催し物をやって司会者がマイクで騒いでいる。池の中にかぼちゃのボートを浮かべて選手が競争しているようだ。何となく微笑ましい光景だった。この時期は収穫祭のようなことをするようだ。有名なThanks givingやハロウィン何かが代表的な行事である。どうやらアメリカの方が盛んみたいだけど。
ルードヴィヒスブルグ城.jpgルードヴィヒスブルグ城中庭から.jpg
15:20 宮殿内のトイレを拝借した(途中、急に少し腹の虫が騒ぎだした)。だいたい公共の場での便所は料金を取られる。相場は50セントくらいのようだ。決められている所もあれば(駅などは表示されている)、up to youみたいな場所も多い。たいがい掃除のおばさんが座っているのだが、一日中働きつつお金を徴収している。残念ながら1EURしかコインがなかった。お釣りをもらうのも変なので、そのままチャリンと格好良く、おばさん釣りは要らないよとは言わなかったが、そのまま颯爽とトイレを後にした。
15:30 次の目的地ミュールアッカーへ向かう。ここは有名な修道院のある場所で、ルードヴィヒスブルグから列車で30分ほどで到着する。ちょうど乗り継ぎは良かった。
16:00 ミュールアッカー駅到着。急に小雨がぱらつく。修道院方面行きのバスが1時間後と先なので、仕方なしにタクシーを利用した。久し振りのタクシーだ。こちらはだいたいベンツのタクシーなので乗り心地は良い。田舎道だがスピードをかなり出し怖い。
16:15 少々焦りつつも無事目的地マウルブロン修道院に到着した。ラッキーにも雨は上がって晴れ間も見えだした。ここは900年くらい前に建立されたらしく非常に歴史がある。ユネスコの世界遺産にも登録されているようだ。
マウルブロン修道院.jpg
有名なヘルマン・ヘッセの小説の舞台にも使用されているとのこと。ヘッセ自身もこの修道院で学んでいる・・・などと言う知識を地球の歩き方からゲットした上で見学する。ガイドフォンは借りずにぶらぶらと内部を散策する。当然修復はされているのであろうが、中世の修道院がここまで温存されているのには驚いた。華やかさはないが重厚な歴史を感じる。中の長い回廊にいたっては何となく静けさを感じてしまう。
17:00 出口付近で中学生か高校生くらいの子達が即席で合唱を始めている。ソプラノ・テノール・バスと4人で揃っていて結構上手に歌っている。帽子が床に置いてあるので小遣い稼ぎなのだろう。結構貰ってるな~と感心。写真も撮らせてもらったから2EURプレゼントしてあげた。
修道院内で即席合唱団.jpg
17:20 修道院付近もちょっと雰囲気の良い建物があり土産物屋が並んでいる。特には買わなかったが、結構レアなものも置いてあったので、時間があればここら辺で買い物なんかするのも良いかも知れない。さて帰ろうかな?とバス停を探すが見つからず、仕方なくタクシーを呼ぼうとしてうろついていると、修道院内でも見かけたおじさん二人組の一人が声を掛けてきた。どうしたんだ?何か困っているのか?バスで駅まで戻りたいんだけどバスがないみたいで・・・。タクシーもいないし困っていました。そうか、タクシーは普通ここらでは待っていないから呼ばないと来ないぞ。どこまで帰るんだい?シュトゥトガルトまでです。そうか、では近くの駅まで送ってあげよう。えー本当ですか?大変有難うございます(ここだけ変なドイツ語)。ということでハンスと名乗る男性ともう一人名前を忘れてしまった(こちらは英語があまり話せないみたい)運転する方と3人で駅まで向かってくれることになった。車はアウディの高級車だった。せいぜい一番近い駅まで乗せてくれるのだろうと思っていたら、シュトゥトガルト近郊のSバーンも発着するBietgheim-Bissingenという駅まで30分くらいかけて送ってくれた。これには驚いてしまった。途中、あまりにも時間がかかるので拉致されるのでは?とちょと不安になり、今ここはどこですか?って尋ねると、心配要らないよ。Sバーンの止まる駅まで送ってあげるからと。とても親切だったのだ。靖国神社とか日独同盟国とかどうも古い歴史も知っているようでちょっと親日家だったよう。付近の工場の説明なんかもしてくれたり。。。
18:00 何とも駅の構内まで送ってきてくれて最後にお別れした。手造りの名刺(顔写真入り)をお礼に手渡した。メールをくれるとのこと。メールが来たらお礼をしなければ。列車に乗り込みシュトットガルトに向かう。
お世話になったハンスさんと.jpg
18:25 白ウィンナーパンを購入し、シュトットガルト出発。今日は何とか明るいうちに帰れそうだ。あの二人組のお陰で時間短縮できた。
19:20 チュービンゲン中央駅到着。尿意を催していたが、バスが来ていたので急いで乗り込む。バスの小刻みな揺れがタマラナイ。軽く腰を浮かしつつ隣のおばさんに心配されつつようやくBG病院前到着。
19:50 帰宅しすっきりした次第であった。まだ何とか明るいので少しゆっくりしてから病院に向かう。
20:30インターネットを楽しむ。Rahmanianの部屋はこの週末でとても片付いている。奥さんでも連れて来て一緒に片付けたのだろうか?しかし、書類はまだ少し残っているみたいだ(書類と言っても日本と違い最後にサインするだけみたいだけど)。
22:00 部屋に戻る。少し夜食を食べる。溜まったレシートやら切符やらを整理する。
25:00頃 今日もゆっくりと風呂に入り就寝する。明日も頑張ろうか!

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