2009/8/29 Tuebingen到着! [旅程]

2:00 北京発フランクフルト行き中国国際航空に乗り込む。もう中国人の強引さや愛想のなさにも慣れてきた。結構満席に近い。やはり日本人の姿はあまりなかった。このような経路でヨーロッパに行く人間なんて貧乏人か変わり者だけなのでしょう。マスク着用・メガネに変更して乾燥対策はばっちりだったが、上空で機内はかなり乾燥していたのか、まどろんでしまって目覚めた時には喉がひっつきそうになっていた。ミネラルウォーターを一気に500ccガブ飲みできるくらいなのだから結構脱水していたのだろう。DVT予防に機内をうろつき軽く運動することとした。食事は2回出されたが、どうしても機内では動かないのでお腹が空かず食欲は沸かない。到着前の起きがけの分は中国粥(味がないのでピータンやザーサイをのっけて一緒に食べる)だった。食欲ない割には一気に平らげていたのは不思議。だから痩せないのか?
IMG_0045.jpg
6:20 フランクフルト空港到着。かなり大きな空港だ。まだ朝早いのに世界各国からの到着便により異国情緒満載で結構込みあっている。トーマスクック時刻表で調べてフランクフルト中央駅7:50分発のICEに乗ろうと決めていたので、少々焦っていた。
7:00 預けていたトランクが無事生還(北京経由だったので結構心配していた)しホッとするのもつかの間、トータル40Kg以上の荷物を運ぶのだから容易ではない。階段しかないとキツイだろうな。。。
7:18 空港発中央駅行きのローカル線に乗り込んだ(3.6EUR)。自動販売機は全てドイツ語なので解読に苦労する。五感をフルに働かせなければ失敗してしまう。
7:30 中央駅に到着。出発まであと20分しかない。中央駅は広いが割と整然としており目指す場所はすぐに解った。でもチケットの買い方がイマイチ解らないので窓口で買うことにしたら日本の銀行でやっているかのような番号票みたいなもんを受け取らせ順番に待たされるハメになった。係りに時間がないんだけど・・・と言ってはみるがそれは皆も一緒だからと一向に取り合ってくれず。さすが規律を重んじる国ドイツだ。5分前にようやくICE特急シュトゥットガルト経由チュービンゲン行きのチケットをゲット(片道64EUR)。急いでスプライトとバーベキュー味のロールパンを買い込み特急に乗り込んだ。
フランクフルト中央駅.jpg
7:50 定時に出発。間に合わなかったので一番後ろから乗り込んだら2等車両はえらい前の方で特等や1等車両(こちらはガラガラ)や食堂を通り抜けてようやく到着。何とか座れたのだが、皆一様に荷物が多く窮屈だった。少し落ち着いて今記録を書いている。
9:08 シュトゥットガルト到着。重い荷物の難関の階段が立ち塞がる。こんな時のためにもっと腕を鍛えておくんだったなどと反省しても遅かばい。ひ弱な二の腕をプルプルさせながら、チュービンゲン行き急行ホームに移動する。列車は二階建てだった。ここは景色を楽しむため辛いのを承知で二階まで必死に移動し、どっかと4人掛け椅子に座りこんだ。この列車はかなりがらがらだった。9:22に出発した。PCがバッテリー切れとなったのですることがなくなりぼんやりしていた。機内でいくら寝たと言ってもやはりjet lagはあるんだと思う。
10:22 ようやく目的地チュービンゲンに到着。こじんまりした駅だ。鹿児島本線折尾駅くらいの規模か?自転車ごと乗り込んでいたアウトドアファミリー集団を片目に、重いトランクを担いで階段を降りる際に土産用の紙袋の手提げ部分が切れてしまいとても持ちにくくなった。これを脇に抱えながらトランクを押すという不自然な格好にならざるを得なかった。ここは仕方なくタクシーで大学に向かうことした。英語の通じないちょっと無口なおじさんドライバーに乗せてもらう。メーターが見当たらなくて不安だったので、Was kostet das?を使ってみるとだいたいdreizehn?とか言っていたのでどこかで加算されているのだと思って信用した。到着するとフロントミラー部分に料金が表示された。そこかーい!
11:00 高台で周りは緑に囲まれとても静かな場所、それこそが私がこれから2ヵ月程度お世話になるBG trauma hospitalなのだった。予想よりも規模は小さいように感じた。大病院の救急救命センター的な佇まいは全くなく、むしろ田舎の綺麗で洗練されたリハビリ施設のような印象を受けた。8月の下旬で天気は良いが暑くはなく、むしろ心地よいそよ風のせいかとても過ごしやすい気候だ。何だかワクワクしてきたぞ。101ビルディングが居住スペースと言っていたな~などと思い浮かべながら敷地内をゴロゴロやっていると救急車搬入口のような一角があった。休日で時間外だろうからこちらで聞いてみよう。事務の女性がおり事情を説明してみた。もう1ヵ所の受付の方で聞いてみたら解るでしょうとのこと。病院内を移動。驚いたのは通路には邪魔な物が何一つ置いていないのだ。目に入る所は整然としておりとても気持ちが良い。
BG trauma center到着.jpg
11:20 受付の女性に会えて部屋の鍵をゲットした。この重い荷物たちを早いところ部屋に置いて身軽になろう。それから散策だ。部屋はどんな感じだろうか?
11:30 鍵の開け方に戸惑いながら無事室内に入る。ワンルームマンションのようでベットが一つ。収納はけっこうできそうなスペースがある。キッチン・冷蔵庫まである。バス・トイレもまあまあ広めで申し分ない。おまけにバルコニーまである。妻が一緒ならば家庭菜園でもできそうなくらいだ。二人ならバーベキューも出来るかも知れないと考え、ふと日本に残した妻を思い出した。ホームシックにはまだ早いぞ。これからだ。
12:30 病院見学。お世話になるHPRV unitもあった。Schaller教授の部屋も見ておいた。
どこもとても整理された空間で感心した。ゴミの一つも落ちてやしないし、物が氾濫して雑然とするようなことは全くないのだ。どこに収納しているのだろうか?見習わなくてはならない整理法だと思う。あまりばれない程度に動き回り、要所を写真におさめた後いったん部屋に戻った。
13:15 ちょっと小腹も空いてきたし街にでも出てみよう。バスに乗り中央駅を目指した。途中何ヵ所か大学施設のような場所を通過したが街全体が大学関連の施設があるかのような造りになっている気がする。
13:45 バーガーキングで昼食。こんなもんばっかり食べていては脂っぽくなるだろうねと思いつつ今日の所はご勘弁を。街をあてもなくそぞろ歩きを始めた。人の流れの多そうな場所を目指した。ネッカー川が街の中心を流れており、そこのボート乗り場付近の景色が実に落ち着いて気に入った。ばしばし写真に収めておいた。土産物屋でまず手に入れたかったチュービンゲンの地図や、また絵葉書などを購入しておいた。あてはなかったが中央広場的な場所にたどり着き、石畳の古い街並みが花と調和していてとても綺麗だった。落ち着いて小奇麗なこの街でしっかりと生活しなくてはなあと一人気合いを入れるのでした。
ネッカー川沿いの落ち着いた街並.jpg
15:45 中央駅を目指して動き出すも若干方向がそれてメルクマールがなくなり遠回りとなった。ネッカー川を渡ってから居場所を理解した。ようやく駅にたどり着いたので飲料水や今晩の食料品を駅構内の売店で調達した。物価はあまり安くはない。
17:00 部屋に到着。まだ明るいが少し曇ってきてちょっと肌寒いくらいだ。買ってきたチュービンゲン市内地図をボーッと眺める。常に新天地ではまず地図を買って眺めるのが自分のスタイルだ。そこに何があるのか?地形と特徴などを一通り頭に入れておくのである。
19:00 外はまだ明るい。妻に手紙でも書こう。ポストはどこだろうか?明日探してみよう。先ほど駅で購入したパンなどを食べて本日の夕食とした。
21:30 テレビのない生活は何とも味気ないものでやることがない。どうも落ち着かないのでNHKドイツ語講座でもやってみるか?しかし今までの経験上座学ってほんとんど身に付かないんだよな。でもやらないよりはマシか?
23:00 明日早起きするということで今晩は就寝しよう。
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